ビジネス英会話 第3 仕事に対するかまえをしめす ④過去のトラブルをネタにして警告する
▶ビジネスの世界では、自分の仕事のやり方を微妙に相手に伝えていく言い方があります。つまらない要求をしてくるな、と思ったら先手をうって封じたり、細かく念をおしていい加減なことは許さないよと遠回しに言ったり、前にあったトラブルの例を持ち出して同じような事をやったら認めませんよ、とほのめかしたりする言い方です。こうした言い方で自分の仕事に対するかまえをしめしてビジネスを自分にとって有利な方向に持っていくわけです。
※太文字の英文:基本的な表現
2番目の英文:太文字の英文とは違うが、耳にすることが多い
3番目の英文:ややくだけた口語的な言い方
~④過去のトラブルをネタにして警告する~
A: We had a bad experience with cost overruns recently.
- We had some trouble with another company recently.
- We had a run-in with another outfit on cost recently.
B: Oh? How did you work it out?
- Oh, really. How’d you handle it?
- Really. What’d you end up doing?
A: We finally had to cancel the whole deal.
- We just told them to go somewhere else.
- We dumped the whole deal.
B: Wow, that must’ve really caused some bad feelings.
- I’ll bet that didn’t make them happy.
- God, that must’ve really shaken them up.
A: Yeah, but an agreement is an agreement.
- True, but a deal’s a deal.
- Yeah, but we got to make a living, too.
↓ ↓ ↓
A: この間は予算オーバーの問題で大変でした。
- この間、よそともめてましてね。
- この間、よその社と費用の面で衝突してね。
B: へえ。それでどういうふうに解決しましたか。
- へえ。どういうふうに手をうちましたか。
- へえ。それで結局どういうふうにした?
A: 結局すべての取り引きを中止しました。
- ただほかへ行くように言いました。
- 取り引き全部流したよ。
B: 本当に? じゃああちらさんもさぞかししこりが残ったでしょうね。
- じゃ、あちらさんも大変だったでしょうね。
- ええっ。じゃ、向こうもがくんとしただろうね。
A: ええ、しかし約束は約束ですから。
- ええ、でも取り引きは取り引きですから。
- ええ、でもこっちだって商売だからね。