ビジネス英会話 第20 思いとどまらせる ③「そうなさる理屈がわかりませんと言う」
▶ビジネスの相手方に何かを思いとどまらせる、ということは相手を説得して何かさせるよりも、事がらが何にせよ、相手方がそうすることを決定してしまっている場合もあるだけにむずかしいものです。
国際ビジネスの場では、そうした要因もあって、相手を思いとどまらせることは特に慎重さを要することになるわけです。
よく使う言い方としてWhy rock the boat? Look at all trouble this is going to cause.などがあります。
※太文字の英文:基本的な表現
2番目の英文:太文字の英文とは違うが、耳にすることが多い
3番目の英文:ややくだけた口語的な言い方
~③「そうなさる理屈がわかりませんと言う」~
A: We hear you’re thinking of branching out into another line of business.
- What’s this we hear about you going into data processing?
- Word has it you’re considering a move into the database line.
B: Yeah, we’ve been giving it a lot of thought.
- Yeah, we’ve been seriously considering it.
- We’ve been batting it around for a while now.
B: We’ve gotten some really interesting offers.
- We’ve been looking to get into something else.
- There’s so much going on in that field.
A: Frankly, we can’t see why you’re doing this.
- To tell you the truth, we’re a little skeptical.
- Are you sure you know what’s in store for you?
B: Well, we feel we have to diversify.
- Well, we feel it’s time to branch out a little.
- We feel we should at least give it a try.
↓ ↓ ↓
A: あたらしい分野に手をひろげられるそうですね。
- データ処理にも進出されるそうですね。
- データベースにも手を伸ばすと聞きましたが。
B: ええ、だいぶ検討してきまして。
- ええ、真剣に検討してきまして。
- だいぶ前から内部議論もしてきまして。
B: 非常におもしろい話が入ってきてます。
- 何か他の分野に入りたいと考えてきましたから。
- あの分野はだいぶ動きがありますから。
A: はっきり言って、そうなさろうという理由がわかりませんね。
- 本当のこと言って、ちょっと疑問があります。
- どんな目に遭うか、本当にわかっていらっしゃるんですか。
B: まあ、うちとしては多角化の必要があると思っているんです。
- まあ、うちとしては少し手をひろげるべき時期だと思っているんです。
- とにかくやってみるべきだと思っているんです。